進め方
この書籍の進め方は今までと同じ流れでかまいません。
まずは新たに出てくる概念であるクラスや継承、インタフェース、ポリモフィズムなどのオブジェクト指向部分や例外の基本をしっかり押さえてください。
まずは新たに出てくる概念であるクラスや継承、インタフェース、ポリモフィズムなどのオブジェクト指向部分や例外の基本をしっかり押さえてください。
スレッドやファイルはJavaの資格試験では範囲外になっていると思いますが、そこも含めてひと通り終えてしまいましょう。
プログラムを作る
スレッドやファイルなど資格試験範囲外の部分もひと通り終えると記載しましたが、その理由がまさに「プログラムを作る」為になります。
書籍に記載されているスレッドやファイル操作を参考にできますし、その際にデータを保存する変数にコレクションを使用してみたりそこからファイルに保存してみたり。
書籍には記載されてないですが、HTTP通信を作成して任意のサイトから画像をダウンロードして保存(通信とファイル操作)、そしてそれを複数スレッドで行う(マルチスレッド)など思いつくままに作ってみるのです。
作る際に注意したい事
1から作る
ポイントは1から自分で作る、という事です。
書籍を丸写ししていると結局自分はどこが弱いのか、が分からないままになってしまいますので、ぜひ1から書いてみてください。
書籍を丸写ししていると結局自分はどこが弱いのか、が分からないままになってしまいますので、ぜひ1から書いてみてください。
分からなくなった時やシグニチャを忘れた時などはもちろん書籍を参照したり、リファレンスを参照したりしてください。
そういう進め方で作成していればどんどん何も見ずにプログラムを書けるようになるはずです。
パーツ単位で作る
最初はパーツ単位でいいと思います。
まずは通信するプログラムを作る。
次にデータ(通信で取得したデータ形式)を保存するプログラムを作る。
最後にそれを合体させる。
まずは通信するプログラムを作る。
次にデータ(通信で取得したデータ形式)を保存するプログラムを作る。
最後にそれを合体させる。
それぞれにmain()メソッドが存在する独立したプログラムとして作成したものを後から合体させる事で、キャパを超えた設計で悩む時間を減らす事ができ、単体ごとに繰り返しトライアンドエラーを繰り返す事でエラー発生箇所の見極めを容易にし、品質向上にも繋がり易くなります。
タイミング
書籍に記載されているコードを実際に入力して動かすことは都度行ったほうがいいですが、プログラムを作成してみるタイミングはどこでも構いません。
継承を終えた段階で継承を使用したプログラムの作成もいいですし、スレッドが終わった段階で継承とスレッドを使用したプログラムの作成でもかまいません。
ぜひ複数の要素を取り入れたプログラムの作成をしてみてください。
ぜひ複数の要素を取り入れたプログラムの作成をしてみてください。
そうやってプログラムを作成していくにつれ、あやふやな記憶が繰り返し思い出され使用されることで確固たる記憶に変化し、記憶していた知識への本当の理解が進むことになると思います。
予告
次回は下巻のまとめにしたいと思います。